ドローーーーン(飛ばない方の)

もう2月ですね。
インフルにかかってしまって、今日もうちでひましてます。


インフルにかかるのはたしか10年ぶりくらいですが、
コロナも定着したし、これからは年に1回くらいはコロナやインフルにかかる世界線になっちゃったのかなー。
まだ大丈夫だけど、年取ってからだときついよなー。


インフルにかかる前に、たまたま未読の長めの名作SF小説を買ってたんで、読んでます。
体調悪いときは未読の名作SFにつきますね。
エンタメ系のジャンルだから読みやすいけど、本読んだって満足感は高いし。
アニメってSF多いし、日本人は割とSFに親和性が高いと思うんですよね。


同じ理由で音楽はドローン系を聞いたりしてます。
ドローンは、一定の低い音がずっと鳴ってるだけという、修行系の音楽です笑
でも、弱った体というか心にしみるんですよね~


自分が最近気にいってるのは、Eliane Radigueっていう人の「Adnos」っていうアルバムです。

www.youtube.com


ぱっと聴きずっと同じかんじですが、よく聴くと少しずつ変化してるし、
同じように聞こえる部分も、似てるけど違うかんじです。
たとえるなら、川辺に座ってずっと川を見ているようなかんじ。
もしくは海辺で波をずっと見てるかんじ。

自分はBrian EnoのLizzard Pointっていう曲が好きなんですが、
その曲をシンプルにして長くしたかんじというか。


www.youtube.com


この曲が入っているAmbient4 On Landっていうアルバムのamazonのレビューに、
これは音楽じゃなくて音だみたいなことが書かれていたのを昔読んで印象に残ってます。

確かに、他のアンビエントシリーズに比べて、生楽器(多分)なし、
シンセサイザーで作られてるのに、自然音っぽい聴き心地なんですよね。
ちなみにこちらはドローンではないです。
変化が多いので、その点では音楽的かなと思います。


On Land

On Land

Amazon

こちらの1曲目になります!
地面のずっと奥深いところで、誰にも気づかれずに何万年も埋もれている化石とか、
長い時間が持つ静けさみたいなものを感じさせてくれるアルバムです。


Brian Enoって、少年と老人(賢者とか長老とか学者的な)の感覚があって、
その間があんまりないんですよね。
ラブソングみたいなのもほとんどないし、
あったとしても寓話的というか、
「むかーしむかし、この宇宙の片隅に、地球と呼ばれた惑星があって……」みたいな、
なんかそういうエクスキューズがありそうな曲が多い。
ただの印象ですけど笑



www.youtube.com


この曲が入っているAnother Green Worldっていうアルバムは、オブリーク・ストラテジーズっていう、
抽象的な指示が書かれたタロットカードみたいなものを使って作られてますよ。
そのカードはイーノのサイトで売られてます笑

www.enoshop.co.uk


Eno Shop笑
ださかっこいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
ぜひごひいきにしたい。


そういえば知り合いの占い師の子が、占いのことを自己理解のツールって言ってて、
そうだなーと思いました。
あえて偶然的なものを利用して、自分の知らない側面に光を当てる的な。
そういう意味で、オブリーク・ストラテジーズはイーノ史においてもめちゃ重要なアイテムだと思います。


あと、歌人の石川美南さんが、物語集っていうカード式の歌集を出してて、
持ってたことないですが、それもいいなって思います。
www.yaginoki.com


ただ単にカード状のものが好きってだけでした笑


そういえば、フジのヘッドライナー、まさかのクラフトワーク!!!!
急に他の世界線に来た気がする。


クラフトワーク、というかジャーマンロック全般が、なんか少年の心をね、持ってる気がするんですよ。
クラフトワークも、ロボットとか、高速道路とか、電車とか、自転車とか、好きなものすぐ歌にするしね。
そういうところが、たまらなく好きです。



www.youtube.com


苗場でみんなで合唱したいね。
Dentaku 片手に!