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年末ですね~、みなさんお元気ですか?
最近 3 という字がお尻に見えてしかたないのですが、私は元気です。


自分は少し早めに年末年始の休みに入りました。
町中に出かけたら、ここ数年にないくらい人がいて、
なんかコロナ前に戻ってきたなーって感じでした。

自分は割とコロナ下で人がいない町って好きだったなー。
並ばなくてもお店に入れるし、人がいない映画館とかも何かよかったし、
あと、外出にスパイ感が出る笑
職場の人に見つからないようにとか、
会った時も何か外出の理由がありそうにふるまったりとか。
仕事も、割と最小限で動いてた感じだったし、
あのくらいののんびりさとか、人のいなさとかが、
ちょうど良かったかも。


そんな今年はAnja Lauvdalの音楽を結構聴いてました。


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こちらは(きっと)セカンドアルバムで、ウルリッツァーでの即興演奏をまとめたものです。
ちょうどコロナ下の、2021~2023の録音みたい。
ウルリッツァーはエレクトリックピアノで、
60年代のロックとか、ジャズとかで使われがちなやつです。
まどろんでるような、不思議な音が出ます。
同じ位置づけのフェンダーローズもそうなんですが、音がかわいいんですよねー。
自分は、ウルリッツァーは低音が特に好きです。


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こちらは(おそらく)1stアルバムで、
ジャンル的にはエレクトロニカっぽいかんじですが、
もう少し音の輪郭がぼやっとしていて、
Claire Rousayっぽいというか、物音系っぽさもあります。
最初はこちらのアルバムをよく聴いてて、
最近はよりシンプルな2ndをよく聴いてます。
1stは2022年の10月、2ndが2023年の8月リリースなんで、
結構ペース早いですね。

夢の中っぽい音だなーと思ったら、まんまThe Dreamerって曲でした。
アルバム通して、寝る前とかにいいですよー。



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女の人だったのか……なんとなくそんな感じはしてましたが。
そしてこのワークショップ楽しそう笑


どちらのアルバムも、Smalltown supersoundっていう
ノルウェーのインディーレーベルから出てます。
小さな町のすっげえ音っていうレーベル名がいいですよね!

昔はKim Hiorthoyのレーベルっていうイメージでしたが、
Kelly Lee Owensとか、Lost Girls(Jenny Hval)とか、
ポップスと前衛の間でちょうどよくゆらゆらしてる音楽が最近は多い感じですね。


同じレーベルからの、こちらもよく聴いてました。

ジャケがかっこいいっすね!
サックスのみの作品ですが、すごくパーカッシブで、サックスの音そのものだけでなくて、
キーを押すときに出る、通常はノイズとして扱われそうな音とかが、
重要な要素になってます。
皮膚がなくて、骨と筋肉がむき出しになってるような音楽です。

かなり特殊な音楽だと思うんですが、
IDLESのジョー・タルボットが、フジロック後のインタビューで触れてたりとか、
ミュージックマガジンの2023のベストにもランクインしてたりとか、
結構いろんなところに届いているみたいです。


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服やば笑(12分頃に上着脱ぎます)
70年代の前衛ジャズみたいなスタイルですが、
不思議と難しい感がなくてよいです。
何ならポップ。


以上、小さな町からお届けしました。
チャオ!