ドローーーーン(飛ばない方の)

もう2月ですね。
インフルにかかってしまって、今日もうちでひましてます。


インフルにかかるのはたしか10年ぶりくらいですが、
コロナも定着したし、これからは年に1回くらいはコロナやインフルにかかる世界線になっちゃったのかなー。
まだ大丈夫だけど、年取ってからだときついよなー。


インフルにかかる前に、たまたま未読の長めの名作SF小説を買ってたんで、読んでます。
体調悪いときは未読の名作SFにつきますね。
エンタメ系のジャンルだから読みやすいけど、本読んだって満足感は高いし。
アニメってSF多いし、日本人は割とSFに親和性が高いと思うんですよね。


同じ理由で音楽はドローン系を聞いたりしてます。
ドローンは、一定の低い音がずっと鳴ってるだけという、修行系の音楽です笑
でも、弱った体というか心にしみるんですよね~


自分が最近気にいってるのは、Eliane Radigueっていう人の「Adnos」っていうアルバムです。

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ぱっと聴きずっと同じかんじですが、よく聴くと少しずつ変化してるし、
同じように聞こえる部分も、似てるけど違うかんじです。
たとえるなら、川辺に座ってずっと川を見ているようなかんじ。
もしくは海辺で波をずっと見てるかんじ。

自分はBrian EnoのLizzard Pointっていう曲が好きなんですが、
その曲をシンプルにして長くしたかんじというか。


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この曲が入っているAmbient4 On Landっていうアルバムのamazonのレビューに、
これは音楽じゃなくて音だみたいなことが書かれていたのを昔読んで印象に残ってます。

確かに、他のアンビエントシリーズに比べて、生楽器(多分)なし、
シンセサイザーで作られてるのに、自然音っぽい聴き心地なんですよね。
ちなみにこちらはドローンではないです。
変化が多いので、その点では音楽的かなと思います。


On Land

On Land

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こちらの1曲目になります!
地面のずっと奥深いところで、誰にも気づかれずに何万年も埋もれている化石とか、
長い時間が持つ静けさみたいなものを感じさせてくれるアルバムです。


Brian Enoって、少年と老人(賢者とか長老とか学者的な)の感覚があって、
その間があんまりないんですよね。
ラブソングみたいなのもほとんどないし、
あったとしても寓話的というか、
「むかーしむかし、この宇宙の片隅に、地球と呼ばれた惑星があって……」みたいな、
なんかそういうエクスキューズがありそうな曲が多い。
ただの印象ですけど笑



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この曲が入っているAnother Green Worldっていうアルバムは、オブリーク・ストラテジーズっていう、
抽象的な指示が書かれたタロットカードみたいなものを使って作られてますよ。
そのカードはイーノのサイトで売られてます笑

www.enoshop.co.uk


Eno Shop笑
ださかっこいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
ぜひごひいきにしたい。


そういえば知り合いの占い師の子が、占いのことを自己理解のツールって言ってて、
そうだなーと思いました。
あえて偶然的なものを利用して、自分の知らない側面に光を当てる的な。
そういう意味で、オブリーク・ストラテジーズはイーノ史においてもめちゃ重要なアイテムだと思います。


あと、歌人の石川美南さんが、物語集っていうカード式の歌集を出してて、
持ってたことないですが、それもいいなって思います。
www.yaginoki.com


ただ単にカード状のものが好きってだけでした笑


そういえば、フジのヘッドライナー、まさかのクラフトワーク!!!!
急に他の世界線に来た気がする。


クラフトワーク、というかジャーマンロック全般が、なんか少年の心をね、持ってる気がするんですよ。
クラフトワークも、ロボットとか、高速道路とか、電車とか、自転車とか、好きなものすぐ歌にするしね。
そういうところが、たまらなく好きです。



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苗場でみんなで合唱したいね。
Dentaku 片手に!

1日を長くする方法

最近時間が経つのがめちゃ早い。
せっかくの休みなのに、何もできずに1日が過ぎていく年末年始。
このままでは一生があっという間に終わってしまう!

正月が終わろうとしていた午後、私はそんな危機感を抱き、
だめもとでグーグル先生に1日を長くする方法を聞いてみた。

そしたらこんな記事を見つけたよ。

r25.jp

1日を長くする方法、それは……
フェス!! まさかの。
今年はもっと行かないと……。


ってことで、2023年によく聞いた10枚!

TICKET TO FAME

TICKET TO FAME

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以下ブログで(多分)取り上げてないやつです↓


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Ben Vidaは、ポストロックとかシカゴ音響派とかの中心的なバンドだった、
Town & Countryのメンバーみたいです。
いつの間にか名前聞かなくなったなーと思ってたんですが、
ソロ名義で、すごくいいアルバム出てました。
スポークンワード系で瞑想っぽいかんじもあるんですが、難しくないよ!笑
ディレイとか、人力でやってて面白いです。



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アナログのエフェクターおもしろ……(上の方のテープが入ってる箱)。

Colleenは毎回違うスタイルで作品を作ってて、
思い入れがあるのも多いんですが、
今回は(一般受けするかはともかく)自分的にベストです。
MoogのGrandmotherっていうモジュラーシンセと、
RolandMoogのアナログエフェクターだけで作ったらしいんですが、
シンプルだけど、迷路みたいなかんじです。奥にミノタウロスとかいるタイプの。
Anja Lauvdalとあわせて、MPを回復させてもらってました。

音源とかではないんですが、
インスタで延々とモジュラーシンセの動画を見てた1年だったな……。



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細野さんのサントラベースの新作。
EPくらいのボリュームですが、
坂本龍一『12』と併せて聴いたりもしてました。

YMOひとりになってしまいましたね。
坂本さんにも高橋さんにも会ったことはないけど、
曲をとおして小さいころから知ってるので、さみしいです。
細野さんも随分さみしかったんだろうな……。

そんなしんみり感を吹き飛ばす、
Caroline Polachekの新曲のライブ映像がすごいから見て!
ライブですよ!?


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自分もキャロポラさんのようにプロジェクターを使いこなしたい。
今年もよろしくです。

202   3

年末ですね~、みなさんお元気ですか?
最近 3 という字がお尻に見えてしかたないのですが、私は元気です。


自分は少し早めに年末年始の休みに入りました。
町中に出かけたら、ここ数年にないくらい人がいて、
なんかコロナ前に戻ってきたなーって感じでした。

自分は割とコロナ下で人がいない町って好きだったなー。
並ばなくてもお店に入れるし、人がいない映画館とかも何かよかったし、
あと、外出にスパイ感が出る笑
職場の人に見つからないようにとか、
会った時も何か外出の理由がありそうにふるまったりとか。
仕事も、割と最小限で動いてた感じだったし、
あのくらいののんびりさとか、人のいなさとかが、
ちょうど良かったかも。


そんな今年はAnja Lauvdalの音楽を結構聴いてました。


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こちらは(きっと)セカンドアルバムで、ウルリッツァーでの即興演奏をまとめたものです。
ちょうどコロナ下の、2021~2023の録音みたい。
ウルリッツァーはエレクトリックピアノで、
60年代のロックとか、ジャズとかで使われがちなやつです。
まどろんでるような、不思議な音が出ます。
同じ位置づけのフェンダーローズもそうなんですが、音がかわいいんですよねー。
自分は、ウルリッツァーは低音が特に好きです。


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こちらは(おそらく)1stアルバムで、
ジャンル的にはエレクトロニカっぽいかんじですが、
もう少し音の輪郭がぼやっとしていて、
Claire Rousayっぽいというか、物音系っぽさもあります。
最初はこちらのアルバムをよく聴いてて、
最近はよりシンプルな2ndをよく聴いてます。
1stは2022年の10月、2ndが2023年の8月リリースなんで、
結構ペース早いですね。

夢の中っぽい音だなーと思ったら、まんまThe Dreamerって曲でした。
アルバム通して、寝る前とかにいいですよー。



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女の人だったのか……なんとなくそんな感じはしてましたが。
そしてこのワークショップ楽しそう笑


どちらのアルバムも、Smalltown supersoundっていう
ノルウェーのインディーレーベルから出てます。
小さな町のすっげえ音っていうレーベル名がいいですよね!

昔はKim Hiorthoyのレーベルっていうイメージでしたが、
Kelly Lee Owensとか、Lost Girls(Jenny Hval)とか、
ポップスと前衛の間でちょうどよくゆらゆらしてる音楽が最近は多い感じですね。


同じレーベルからの、こちらもよく聴いてました。

ジャケがかっこいいっすね!
サックスのみの作品ですが、すごくパーカッシブで、サックスの音そのものだけでなくて、
キーを押すときに出る、通常はノイズとして扱われそうな音とかが、
重要な要素になってます。
皮膚がなくて、骨と筋肉がむき出しになってるような音楽です。

かなり特殊な音楽だと思うんですが、
IDLESのジョー・タルボットが、フジロック後のインタビューで触れてたりとか、
ミュージックマガジンの2023のベストにもランクインしてたりとか、
結構いろんなところに届いているみたいです。


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服やば笑(12分頃に上着脱ぎます)
70年代の前衛ジャズみたいなスタイルですが、
不思議と難しい感がなくてよいです。
何ならポップ。


以上、小さな町からお届けしました。
チャオ!

火星より

死ぬまで生きる日記

死ぬまで生きる日記

  • 作者:土門蘭
  • 生きのびるブックス株式会社
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前のエントリーで書いた、会えなくなった人との関係が、自分の中では続いていく、深まっていくってことが、たまたま読んだこちらの本に書かれてました。

この本では、他者の内在化と呼んでたよ。

 

別の本を探しに入った本屋さんで、買う予定の本の隣にあって、もともと買うつもりだったのを買わずにこちらを購入。ぱら〜っと見たかんじで面白そうだったんで。

 

内容は、常に死にたいという想いを抱いてきた著者が、その気持ちにカウンセリングで向き合った2年間について書いたエッセイ、ですかね。要約苦手ボーイ再び。

カウンセラーに同伴され、自分自身を読み解いていくみたいな、そんなかんじの本。

 

この本の最初に、死にたいっていう気持ちが芽生える前、小さいときから、自分のことを地球に紛れ込んだ火星人みたいだと感じてきた、っていう話が書かれてまして。

 

わーかーるーわー

 

なんなら人からときどき言われるわ笑

 

言われたときは、そーかなーってかんじだったんですが、今お仕事関係で同年代と集団生活をするというしごき系イベントが発生してまして、そういうことかってようやく腑に落ちてます。

野球、パチンコ、結婚、子供とか、同年代の話題にのれないもんねー。

 

 

ということで、しごき系イベントの合間をぬって、地球に紛れ込んだ異星人の集いこと、フルーっていうフェスに今年も参加してきましたよーっと。前置きながー!

 

フルーは頻繁に出演してる常連がいて、今年はイツメンを見にいくみたいな感じでした。これぞ!みたいのが、去年ほどなくて。

海外からだとSam Gendel、Acid Pauli、国内だとgezan、cero、角堂真実、あたりがイツメンですかね。

 

去年のフルーで初来日したSalamandaも今年も来てくれて、ちょうどフルー当日リリースのアルバムから色々やってくれました。朝イチの外のステージでのセットで、周りの人が朝ラーって言ってた笑 自分は夜寝る前に聴くことが多いけど、朝外で聴くのもさいこーっすね。まどろみー。

 

In Parallel [Analog]

In Parallel [Analog]

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Salamandaの次に予定されてたDJ Oliveが来日できなくなったのが残念だったけど、Powderがんばってくれた! 草むらとクラブ系の音、意外と合うんすよねー。 

 

フルーは、参加するミュージシャンがふつーにお客さんとしてもうろちょろしてて感覚がばぐりますね。

Tim Bernardesと一緒に蕎麦屋の列に並んだり、gezanのマヒトくんと踊ったり。gezanは出演ない年も毎年観客として参加してるって、タクシーで乗り合わせたご夫婦?が言ってました。今年は蓮沼執太くんも会場にいたみたい。

 

あと、Clown Coreっていう覆面バンドが出てたんですが、中身はLouis ColeとSam Gendelってのを後で知りました。Sam Gendelは今年出ないのに会場うろちょろしててすぐ分かったけど笑


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↑ トイレの中で制作するっていう謎コンセプトのアルバムより。

 

ライブは割とひととーり見れて、どれも最高でした。Sam Wilkesがバッハの目覚めよと呼ぶ声ありのカバー(っていうのか?)してて、そこあたりがハイライトだったかなー。

いい光が会場に差してて、あー、ここなんて星? おれ、死ぬの?みたいな。

 

あと、ceroも、初めてライブ見れて楽しかったなー。

君付けでメンバー紹介してて、なんか萌えました笑

 

末永く続いて欲しいフェスですね。

 

そういえば、Sun RaのTシャツ着てる人いました。

やっぱ火星じゃん……!!


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ミー・ジャパニーズ・ボーイ with もう死んだ人たち

Japanese業界が盛り上がってますね!
Japanese breakfastとか、the Japanese houseとか、Japanese wallpaperとか。


※全部ミュージシャンの名前です。


最近Japanese Breakfastことミシェル・ザウナーの『Hマートで泣きながら』を読みました。
オバマブックリストに載ったりして、けっこうアメリカで読まれてるらしい。
近くの図書館で借りたよ。


Hマートは、アメリカにある韓国料理の食材を売ってるスーパーマーケットのことらしい。
この本は、ミシェルさんが、亡くなった韓国人の母親との思い出を、韓国料理とからめて語るエッセイみたいなかんじです。

・・・あれ、要約すると、なんか面白くなさそう。自分、要約下手すぎるわ。
なんか、もっと、豊かな本です笑


Japanese breakfastの1stアルバム『Psychopomp』なんですが、お母さんが亡くなった直後にリリースされたんですね。

PSYCHOPOMP [Analog]

PSYCHOPOMP [Analog]

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ジャケは若かりし頃のお母さんだし、Psychopompは死後の世界に魂を導く人って意味らしい。
本読むまで、Psycho Candy的なものだと思ってたよー笑
90年代インディーっぽい雰囲気で、レーベルのDead Oceansのカラーが出てるかんじですが、
1曲目から、Do you believe in heaven?とか、そういうことだったのか!ってなりました。


あと、本の中でミシェルさんが、「生きることへの漠然とした不安に音楽は効く」みたいなことを書いていて、印象に残った。
わかりみがすごい。
Foo fightersのEverlongは、アコースティックバージョンが最高だってとこも。


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自分は、この年にしては、身近で死んだ人がそんなにいない方だと思う。
自分が中一のときに、幼なじみのお母さんが亡くなったんだけど、それが最初の身近な死だったなー。
自分たちが幼稚園に通ってたころから病弱で、遊びに行くといつも2階で寝てたから。


あと大学生1年生のときのElliott smith

Elliott Smithは、当時CDでしか知らなかったし、もちろん会ったこともないけど、
すごく身近だったんですよ、多感な時期のぼくには。

高校生のころ、人には言えない悩みなどを人並みに抱えたりしていた自分は、
パーソナルスペースに人が入ってくることを、極端に怖がっていたと思う。
本当の自分を知られて、嫌われたらどうしようって、思ってたから。

でも、Elliott Smithとか、いくつかの音楽は、
パーソナルスペースの中に、いつも気づくといたんだよね。
だから、会ったこともないくせに、なんか親友みたいな気がするんですよ。


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この学園祭?かなんかのライブ映像のシリーズ、すごく好きで、10年以上繰り返し見てるよ。
アップロードしてくれた人、16年も消さないでいてくれてありがとう。


何年か前に、職場の同期が死んだんですよね。
引っ越しも手伝ってくれたし、ふたりで焼肉行ったり、
そういえば自分が作った同人誌に、マザー2の4コマも描いてくれた。
自分が人生初の同棲を始めたりして(自分の人生には起こらないことだと思っていた)、
しばらく疎遠になってしまって、

久々に会いたいなーって思って電話かけたら、この番号は使われてませんってのが流れて、
自分のことを棚に上げて、勝手に疎遠になるんじゃねー!って数年ぷりぷりしてたんですが、
亡くなってたという。


あと、多分生きてはいると思うけど、一時期すごく仲良かった人で、
でも疎遠になって、あー多分もう一生会うことはないんだろうなーって人も、何人かいる。


自分は割としょっちゅう、そういう人たちのことを考えてしまう。
一緒にいれたときよりも、多く考えていると思う。
だから、一方的でおかしいんだけど、
なんなら、前より親しさを感じたりもする。


『Hマート』で、お母さんのことを語り、キムチを作ることで、
ミシェルさんも、お母さんとの関係が、生きていた時よりも、深くなってるのかも。
みたいなことを、考えましたよ。
ちゃんと話題が戻ってきて、自分えらいわ笑


でも、まぁ、自分はそういうの、やめて欲しいです。
死ぬとか、疎遠になるの。
さみしいんで!


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王様はロバ

あー、あー、え~、、、
地球のみなさま、こんにちは。
私は今虚空に向けて話しています。
この電波が、みなさんのいる場所でもし受信されることがあったなら、
そしたら私は、、、多分私はうれしいです。


ってことで、このブログですが、当初の目論見どおり?、ほとんど誰にも見られていない状態になってまして、
っしゃ!! ここらで王様の耳はロバの耳かましとくか!!
ってかんじで筆をとった次第です。


そんな私は、人生2度目のコロナウイルスに感染しておりまして、お仕事を休んでいます。
コロナ、つらいね。

することもないので、悪魔のモノリスことアイフォーンで、2021年の音楽シーンを振り返ったりしてました。
20年前の音楽聴いてます!ってなるとかっこいいけど、2年前の音楽とか聴いてるやつ、ださいよね。
でもぼくは、世間となぜかずれてしまう、そんな人が大好きです。
なので自分でも聴くよ!!
このブログでもなんですが、なんか2021年が欠けている気がしてまして。
それが今にも影響している気がしまして。いろいろと。


2021年、あんまり新譜聴いてなかったんですよね。
自分自身も元気なくて、ばったもんニューエイジみたいな旧譜ばかり聴いてた気がします。
ブライアンイーノを、200倍くらい希釈したような、
誰も傷つけず、誰も救わないようなやつ。
感情が動かされるようなことが、嫌だったのかもしれない。
だから、そのとき避けてた、自分自身と向き合うようなタイプの音楽を、改めて聴いてみたりしてました。

An Overview on..

An Overview on..

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ってことで、今更Cassandra Jenkinsのこいつらです。
カサンドラじゃなくてカッサンドラ・ジェンキンスです。TABUN!!

An Overview on...がオリジナルのアルバムで、
(An Overview on)…は、デモトラックとかで再構成されたアルバムです。
最近このパターン多いよね! Mac Demarcoとか、毎回そのパターンだしね。
自分は大体デモっぽい方のが好きです。
完成されてるやつは、すごいなーって思うけど、
ステージの上の君より、よれたTシャツで一緒にドライブしてるときの君の方が好きなんだ、ぼくは。
なんかカッサンドラとは同い年みたいだし、親近感出してこ。


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ってことで、アルバム1曲目のデモver~。
ミケランジェロじゃなくて、マイケラーンジェロですよ。Teenage Mutant Ninjaですよ。

自分には何か決定的に欠けた部分があって、それを遺伝で3本しか足がない犬に投影してるかんじ、、、の歌詞だと思います。
この曲を含め、DNAって言葉がいくつかの歌に出てくるんですが、運命って意味で使われてるのかな。
ないもう一本の足を、絶対に補えないという。

自分も、欠けたところがあるっていう感覚を高校生くらいからずっと持ってるなー、とか、
そういうところがあったから音楽を聴いてきたなーとか思いました。
でも、みんなも多かれ少なかれそうだから、同じ曲を好きだったりすると、仲良くなれるのかもしれませんね。
とりあえず、この曲で語れる人とは会ったことなくても友達だよ(笑)


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このHard Driveって曲は、過去に会った何人かの他人(人生の中で、たまたま一瞬を共有した人)と、
心の中で対話をしながら、自分自身を回復する術を見出していくような歌詞になっています。
語りと歌を行ったり来たりするんですが、内省が現実に影響していく様を表しているみたいにも見えますね。
歌詞の意味が分からないところをGoogle翻訳にぶっこんだら、「心は単なるハードドライブ(コンピューターの記憶装置)です」って出てきて、
わー、パワーワード
日常使いしたい(笑)
「まぁ、心は単なるハードドライブですからね(キリッ)」みたいなかんじで(笑)


モノリスによると、Silver jews(バンド)のデヴィッド・バーマンの自殺が、アルバムに大きな影響を与えているらしいです。
自分の心の在り方が変わることで、死んでしまった人、今目の前にはいない人との関係も変わり得るんだなっていうことが、
アルバムをとおして語られている、、、ように思いました。
悲しみを乗り越え、前に進むための意味を見出そうとしている。

テイラースイフトのfolkoreと曲のスタンスとか音の感触が似てるなーって思ってたんですが、
プロデュースした人がテイラー姉さんのアルバムにも関わってるみたいですよ!
テイラーもですが、自分は三つ編みの女性は理由なく推せますね(笑)


Claire Rousayの2021年作 a softer focus も、最近夜寝るときに聴いてます。

a softer focus

a softer focus

  • American Dreams Records
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クレア・ラウジー? ローセイ? 読み方適当シリーーーズ。
イブストゥモアとか、ワイエスブラッドとか、フジロックで会場で会った友達につっこまれましたが…、読み方分かんないよ~!

こちらは2021年にも(ジャケがかっこいいので)ちょっと聴いてましたが、そのときはあんまりぴんとこなくて、最近急にしっくりくるようになりました。
フィールドレコーディングというか、物音みたいなのが、シンセや生楽器のドローンと溶け合って、ASMRみたいな心地よさがあります。
彼女はめちゃくちゃ多作で、どれも未完成さをあえて残すような作風なので、安心してまとめて聴いてます。
基本インストベースなんですが、最新EPは歌メインで、しかもsaddle creekからのリリース!


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いやー、めちゃくちゃいい曲やん!
どうなってるの、、、。


女性SSWブームが自分の中で来てますね、人生で100回目くらいの(笑)

就寝前

小さい頃は寝つきが悪くて、布団に入ってから2時間くらいは眠れなかった。
頭の回転が止まらなくて、怖い妄想をしたり、それで余計眠れなくなったりを繰り返していた。
成長すると、寝る前に本を読むのが日課になった。
寝る前に本を読んでも眠くならず、逆に頭が冴えるので、眠れなくなる前に本を閉じるようにしていた。

最近は、本を読んでも、ゲームをしてても、Green-Houseの来日公演の記事を読んでても、とにかく眠い(笑)
そして、目が疲れる。

これは……老・化・現・象!

なので、寝る前のお供はもっぱら音楽です。
目がかすんでても楽しめるよ!
ってことで、最近の夜のお供をご紹介します!


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多分カナダのシンガーソングライター、N Naoさんのアルバム。
ジャケ(動かない動画参照)がいいなって思って聴きだしたんですが、ジャケどおりの音で気に入ってます。
タイトルも水と夢って意味だと思うんですが、まさにそんなかんじ。
水中のものって歪んで見えるじゃないですか、あと水中で見た光のかんじ、うたものなんだけど、アンビエントな感覚が強くあります。
この動画の曲はアルバムの1曲目なんですが、アコギのストロークとか、楽器を弾く~ってかんじじゃなくて、水面を手でかきまぜるかんじを表現してる!ってかんじで、そういうところが随所にあって、よいです。

PVやインスタも、水がフィーチャーされまくってますね。
型からどんどん流れ出していくかんじがあって、このアルバム、もっと注目されてもよいのでは…。
あと、インスタの写真、乳首透けてないか……。


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こちらもジャケとアーティスト名にビビッときて聴きだしたんですが、Ana roxanneとDJ Pythonが結成したバンドみたいでした。
アンビエント系かと見せかけて、AnaさんもPythonさんもけっこうしっかり歌ってる!
Anaさんはソロだとかなりエコーとかリバーブかかってるんで、素?はこんな声なのかっていう驚きがありました。
夜、ドライブしながら聴くのもいいかもですね。


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うわー、何このPV。めっちゃ楽しそう。仲間に入りたい。
Kate NVと元dirty projectorsのDeradoorianが結成したバンドの1stアルバム。
このふたりの組み合わせだけでも最高ですが、80年代感というか、懐かしい未来感があって、たまんないっすね。
自分もこういう曲やPVを作る人生を生きたかった(笑)
アルバムでも好き放題しまくりで、誰かこのふたりを止め……ないで!

後頭部に生ちんこくっついてるよ~
そしてめっちゃいい笑顔~!!
ヤングアンセム、Troye Sivanくんの10月発売予定のアルバム。
先行曲のPVが性の解放ってかんじで、最高!!
エロしか勝たん!


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……さて、夜のお供とは(笑)